エンゼルス大谷翔平投手(26)が、敵地で行われる11日(日本時間12日)のダイヤモンドバックス戦で自身2連勝&チーム初の4連勝を狙う。今季9度目の登板で、メジャーでは初めてナ・リーグ本拠地での交流戦マウンドに上がる。DH制は採用されず、大谷は必然的に投打で同時出場の登板となる。

「2番DH」で出場した9日(同10日)のロイヤルズ戦は3打数1安打1四球。第2打席、3回2死一塁から左前へのクリーンヒットでチャンスを広げ、先制点につなげた。マドン監督は「翔平の熟練されたプレーが非常にいい。それが打者としてのエリートさを保っている」と、つなぐ姿勢をたたえた。大谷はこの日の試合前、ブルペンで21球の投球練習を行い、準備を整えた。3連勝でチーム状態も上向き。波に乗り、次戦のマウンドに上がる。(アナハイム=斎藤庸裕)