エンゼルスのマドン監督が、オールスターDH部門の中間発表で得票トップの大谷翔平投手(26)の二刀流での出場と本塁打競争参加について、本人の意思を尊重すると明言した。

試合前のオンライン会見で、オールスターに二刀流で出場する可能性を問われ「投げるとすれば1イニングだろうし、私は反対はしない。シーズンここまでの球数なども考えれば、問題はないだろうし、あくまでも彼の気持ち次第。そうなれば、非常に前例のない参加になるだろうしね」と話した。本塁打競争の出場については「反対する人はいるが、私はそんなことはない。正直、エンドレスに打たなければならないあの競争は好きではないけれどね。非常に疲労すると思う」とした上で「だが、彼自身の考えを聞いて決めることになる。シーズン中も、彼の意思を尊重してやっている」と話した。

大谷は、ファン投票の第1回中間発表のDH部門で52万6608票を集め、2位で29万3757票のマルティネス(レッドソックス)を大きく引き離している。投手の選出は、監督や選手らの投票などによって行われ、DHと投手の両方で選出される可能性がある。