エンゼルス大谷翔平投手(26)が、「2番投手」で出場し、投手では6回6安打1失点、打者では3打数無安打だった。今季4勝目と日米通算50勝はお預けとなった。それでも強打のジャイアンツ打線に対し、今季最多の105球の力投。直球の最速は99・2マイル(約160キロ)をマークし、9奪三振を奪った。チームは延長13回の末に敗れ、3連敗を喫した。大谷の試合後の一問一答は以下の通り。

-ここまでの球数を投げたのは久しぶり。体の状態はどうか

暑かったですけど、それなりに回を投げれたのは、ちょっと球数は多かったですけどよかったかなと思います。

-序盤、球速が出ていなかった。体が重かったと言っていた以前と同じか

ちょっと体が動きづらいのは感じてましたけど、投げるのを重ねるうちに徐々に良くなってきたので、そこもよかったかなと思います。

-ジャイアンツ打線はどうだったか

データを見ながら打席に入ってるのかなという感じはしましたけど、うまく逆手に取れればいいんじゃないかなと思って投げてたので、ホームランはちょっと甘かったですけど、それ以外はぼちぼち良かったかなと思います。

-7回1失点と好投した相手の先発ガウスマンについて

なかなか見ないような軌道のボールかなと思うので、素晴らしいピッチャーですし、なんとか打ってチャンスを作れればよかったですけど、なかなか難しかったかなと思います。

-体が動きづらいと言っていた。2登板連続で中5日。その影響は

前回は特にはなかったですけどね。体が重いっていうのもシーズン中はよくあることなので、それが中5なのか、何なのかっていうところはちょっとよくわからないですけど。普通に投げてる段階でも、日によって体調の良しあしはあると思うので、それがシーズン中は普通かなと思いますし、そういう時に抑えられるっていうのは、ひとつ、いい選手になるための条件かなと思ってます。

-マドン監督は控え野手が3人いる時に投打同時出場の目安にしている。今日は2人だったが、投打同時出場を託された気持ちは

基本的には野手がしっかりといる状態でないと監督的にもチーム的にも怖いところはあると思う。通常ではないのかなと思いますけど、今、トラウト選手がいない状態なので。得点力という意味では必要とされてるのかなと思いますし、勝つために重要なピースとして起用してもらったと思うので、打つ方で今日はその期待に応えられなかったので、そこはひとつ、チームのために仕事ができなかったところかなと思います。

-5回のピンチからボールが変わった。先制ソロを浴びたことが刺激になったのか

ホームランも良くはないんですけど、トータルで試合を作る中で全部が全部、全力で投げればいいというわけではないので。勝負どころの見極めというのは大事ですし、あそこは勝つ確率を残すためには一番重要なところではあったので、絶対に抑えたい場面ではあったかなと思います。

-今年は体が重いながらも抑えている印象がある。手応えや成長を感じているか

相手がどういうふうに考えてるのかなぁ、というのはよく考えるので、そこはピッチャーをやっててもバッターをやってても変わらないですし、必ずしも状態がいい時ばかりに投げれるわけではないので。特に調子が悪い時っていうのは、そういう、自分の投げているボール以外の要素のところで打ち取っていく部分が大きいかなと思います。