マリナーズ菊池雄星投手(30)が、6回6安打3失点1四球、自己最多の12三振を奪う好投を見せた。勝敗はつかなかったものの、上位を争う打線相手に今季の好調ぶりを示した。

この日は特にチェンジアップを効果的に使った。これまで全体の7・5%しか投げていなかったが、この日は95球中29球を投じ、さらに12三振の内9個を記録。チェンジアップで2三振を喫したアスレチックスの1番打者キャンハ外野手は、試合後の会見で「これまでの配球と違う。ただチェンジアップを多く投げたのではなく、球そのものの質が上がっていたことが素晴らしかった」とし「(普段のチェンジアップは)ストライクを取るのに苦労していた。今日はしっかり投げたいところに投げていた。直球、カットボール、スライダーで三振を奪えるのに、それにチェンジアップも加わりタフな対戦」と話した。