エンゼルス大谷翔平投手(27)がツインズ戦で二塁打2本のマルチ安打を記録し、先発左腕パトリック・サンドバル(24)が9回1死までノーヒッターを続ける快投で勝利に貢献した。

復調を思わせる大谷の打撃だった。前日23日に欠場し「2番DH」で2試合ぶりに打線に復帰。相手の先発右腕ベリオスに対し、1回に93マイル(約150キロ)のシンカーをとらえ、右中間へ速度114マイル(約183キロ)の鋭い打球を飛ばす二塁打で3試合ぶりの安打をマークし、先制のホームを踏んだ。8回の第4打席では2番手左腕シルバーのスライダーを右翼コーナーへ飛ばし、2本目の二塁打。4打数2安打で今季27度目のマルチ安打をマークし、6回にも相手遊撃手シモンズの好守に阻まれたが鋭い当たりを放った。

マドン監督は「ショウヘイは良い状態に見えた」と振り返り、「昨夜、彼からテキスト(ショートメール)をもらった。前日から良い感覚が戻ってきたということだった。だから彼を信じた。彼のことを信用している」と明かした。球宴後は24打数4安打、14三振と苦しんだ大谷だったが、同監督は「球宴で彼が経験したことは、タフだ。今は普段の状態に戻った」と話した。