【アナハイム(米カリフォルニア州)27日(日本時間28日)=斎藤庸裕】失投は逃さない。エンゼルス大谷翔平投手(27)が、ロッキーズ戦に「2番DH」で出場し、第3打席で飛距離463フィート(約141メートル)の36号特大2ランを放った。10点を追う5回2死三塁、左腕ゴンバーから全球スライダー攻めを受けながら、6球目を仕留めた。外角狙いのスライダーが真ん中に入り、フルスイングでガツン。中堅右へ豪快な一撃をたたき込んだ。

前の打席ではチャンスを逸した。5点を追う3回無死一、二塁、外角スライダーに空振り三振。反撃の流れを作れなかったが、続く打席できっちりリベンジした。特大弾にマドン監督は「完璧なスイングで、すごい打球音だった。彼は非常にいい形で終わった。私からすれば、何も驚かない」とたたえた。とはいえ、10点差の展開で放った1発。大谷はホームイン後、淡々とベンチへと戻った。

25日のツインズ戦で放った35号も左腕からで、まるでデジャブかのような本塁打だった。2日前とほぼ同じコースの甘い球を完璧に捉えた一撃。左腕に限れば、高さもコースも真ん中のボールに対しては18打数7安打の打率3割8分9厘(26日の終了時点)。7安打は全て長打で6本が本塁打。真ん中の失投を逃さない好球必打を実践し、この日もさらに1本加えた。

後半戦はこれで出場10戦で3発。本塁打王争いでは2位のブルージェイズ・ゲレロに4本差をつけて独走状態となっている。大谷は4打数1安打2打点で4試合連続安打と3試合連続の打点をマークしたが、チームは投手陣が崩れて完敗。3連勝でストップし、50勝50敗で勝率5割に戻った。