マリナーズ菊池雄星投手(30)が、5回7安打4失点(自責3)2四球7奪三振と踏ん張り切れず、6敗目(6勝)を喫した。

最後まで試合の流れを引き寄せられなかった。1回は3者凡退で好スタートを切ったものの、2回に失策絡みで先制された。3回、4回には2死から適時打を許し、5回にはソロ本塁打を浴び、追加点を与えた。試合後は「ボール自体はすごく良かったんですが、飛んだコースが悪かったり、リズムに乗れなかったという感じでした」と、淡々と振り返った。

同地区の宿敵に敗れたものの、依然としてワイルドカード争いで2ゲーム差に付けており、2001年以来20年ぶりのポストシーズンは射程圏内。「これからはどんな形でも、勝ちにこだわりたい。マウンドを降りる時、勝っている状態で次の投手にバトンを渡すことが先発投手として大事になってくると思います」と、気持ちを入れ替えていた。