「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、第3打席で2戦連発となる37号3ランを放った。

2点ビハインドの4回2死一、二塁、3番手の右腕チノコの外角直球を捉え、弾丸ライナーで右越えに運んだ。

「センターを中心に、一、二塁だったので、別にホームランじゃなくても、シングルでもいいですし、とにかく点を取りたいなという気持ちで行って、結果ホームランになってくれて良かったなと思います」

劣勢の展開から1発で逆転。打球速度は113・1マイル(約182キロ)、角度22度、飛距離は388フィート(約118メートル)だった。

第1打席は2点を追う1回1死、左腕ギーブレスと対戦。初球のスライダーを捉え、右前に運んだ。その後、3番ゴスリンの四球で二進。2死一、二塁となり、5番イグレシアスの左前打で生還。5試合連続安打と得点をマークした。

第3打席は6回無死から見逃し三振を喫した。同点とされた直後の8回1死一塁の第4打席は四球を選んでチャンスを広げ、勝ち越し点につなげた。

この日は3打数2安打3打点。本塁打数はトップを独走し、81打点で1位のレッドソックス・ディバースに1差まで迫った。本塁打と打点のタイトル争いについては「いい位置にいるのでもちろん、取りたいなという気持ちは誰しもそこら辺にいればあるかなと思いますし、ただ他の選手も素晴らしいバッターばかりなので、とにかく(チームが)勝てるように、そこにしっかり集中していけばおのずといい結果が生まれるかなと思ってます」と語った。