右ひじの炎症で戦列を離れているメッツのエース右腕ジェイコブ・デグロム投手が、今季中の復帰に意欲を見せた。MLB公式サイトが伝えている。

デグロムは今季15試合に登板し、7勝2敗、防御率1・08と圧倒的な数字を残す一方で、右広背筋や右屈筋腱(けん)を痛めるなど、ケガに悩まされてきた。7月7日のブルワーズ戦を最後に登板がなく、同18日には右前腕の張りのため負傷者リスト(IL)入り。その後、右肘の炎症が見つかった。

デグロムは3日、報道陣に対し「登板したいし、最高にフラストレーションの溜まる状況だ。キャリア最高のシーズンを過ごしていると思っていたのに、小さな故障が相次ぎ、そしてこれだ」と現状を嘆いた。それでもケガについて「先週の感触からすると、前向きに考えていいと思う」とコメント。今季中の復帰が危うい状況ではないと語った。

メッツは7月30日にデグロムの復帰が9月以降になると発表しており、現在はノースロー調整となっている。MRIの再検査で問題がないと分かるまで、投球練習は行わない予定だという。