レッドソックス沢村拓一投手(33)が、タイガース戦で上位打線を抑える好救援を見せた。

先発右腕リチャーズが5回に適時二塁打を浴び3点目を失った後、2-3とリードされた無死二塁の場面で2番手で登板。1人目の2番スコープを150キロのスプリッターで空振り三振。四球を出し1死一、二塁としたところで、この試合で通算498本塁打を放った4番カブレラを、カウント2-2から140キロのスライダーで遊ゴロ併殺に打ち取った。

1回を無安打無失点、1三振1四球で、速球は最速97マイル(約156キロ)をマークし、防御率は2・72。右上腕三頭筋の炎症による負傷者リストから復帰後、2試合連続の無失点となった。

コーラ監督は、ピンチの場面で沢村を起用したことについて「彼はシーズンを通していい投球をしている。失点を最小限に食い止めたかった」とコメント。チームは敗戦したが、シーズン終盤の大事な地区優勝争いに向け、沢村が存在感を見せた。