右股関節の手術を受けることになり、今季中の復帰が絶望となったエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が、長引く痛みに悩み「気がおかしくなりそう」なところまで追い詰められていたことを告白した。

今季のレンドンは故障続きで、4月に左足の付け根を負傷し、5月には左膝痛で離脱。計4度の負傷者リスト(IL)入りで58試合の出場にとどまり、打率2割4分、6本塁打、34打点だった。

レンドンは来週の手術を前に、負傷の兆候に最初に気づいたのは2020年で、原因不明の痛みに耐えながらプレーを続けてきたと告白。「刺すような痛み」があり、「股関節周りを器具で固定されているように」両脚に力が入らず、動かすこともままならなかったと話した。

レンドンは「気がおかしくなりそうだと思うところまで追い詰められた」と当時の心境を明かし「でも、MRIを撮ったり、専門医の診察を受けたり、同じ症状を経験した選手たちに相談したりして、答えが見つかった。それで少し気分が楽になった」とコメント。精密検査などを経て右股関節にすべての原因があると分かり、気持ちが落ち着いたと語っていた。(AP)