ブルワーズのスター選手として長年活躍し、11年にはナ・リーグMVPに輝いたライアン・ブラウン外野手(37)が14日、現役引退を表明した。球団を通じ「まだ野球への情熱は持っているが、今が現役生活を終える適切なタイミング。今の気持ちを表現するのは難しいが、まずはあらゆる場面でサポートし、経験を共有してくれた人たちに感謝したい。そして最高のファン、球場に来てくれた数え切れない人々、ありがとう。ミルウォーキーを最高の都市にしてくれた」などと感謝した。

ブラウンは05年ドラフト1巡目(全体5位)でブルワーズに入団し、デビューした07年には34本塁打を放って新人王を受賞。09年には最多安打、11年には打率3割3分2厘、33本塁打、111打点を挙げMVPに選ばれた。12年にはリーグ最多41本塁打を記録。オールスター5度、シルバースラッガー賞5度を誇る。12、13年には青木宣親外野手(39=ヤクルト)とともにプレーした。近年は故障に悩まされ、昨季終了後にFAとなり、今季は所属先がなかった。

メジャー14年間で通算1963安打、352本塁打、1154打点。本塁打は球団記録で、打点は球団2位。