マリナーズ菊池雄星投手(30)が、3回8安打3失点3奪三振と踏ん張れず、9敗目(7勝)を喫した。

1回、二塁に走者を背負った場面でのサイン違いを含め3暴投などで2点を先制された。2回無死一、二塁のピンチは無失点に封じたものの、3回2死から連続二塁打で追加点を与え、3点をリードされた状況で交代した。

球数は86球。

「四球はなかったですけど、ボール先行になってしまってリズムに乗り切れなかったと思います。いい感覚があって、同じ調整をしてるんですけど、同じような結果が出ない。すごくフラストレーションがたまりますね」と、悔しさは隠せなかった。

その一方で、花巻東高の後輩でもあるエンゼルス大谷と本塁打王を争うペレスとの対戦では、ピンチで2打席連続で空振り三振を奪うなど、意地も見せた。

「大事な場面で回してしまいましたが、理想の打ち取り方が彼に対してはできたと思います」。

公式戦の残り登板は2試合で、いずれも宿敵アスレチックス戦になる見込み。ポストシーズン進出へ向け、「そのための2試合ですので、どっちも勝ちたいと思います」と、気持ちを切り替えていた。