1-1の同点で迎えた9回裏、アスレチックスが先頭エルビス・アンドルス遊撃手のヒットから1死一塁のチャンスを作り、スターリング・マルテ中堅手の右中間を破る決勝タイムリー二塁打でサヨナラ勝ちをものにした。

アスレチックスはア・リーグのワイルドカード争いで首位を走るレッドソックスとヤンキースに対し、4ゲーム差とした。

ア・リーグ西地区優勝に向けて、アストロズのマジックナンバーは3のままとなった。

決勝タイムリーが節目の500打点目となったマルテは試合後、通訳を介し「外野手の間を抜くにはどの球を狙えばいいか、ヤン・ゴームズ捕手が助言をくれた」と、同僚に感謝した。

いっぽう、サヨナラの走者となったアンドルスは、三塁ベースを回ったところで左足首を痛め、倒れ込むようにして本塁にかえり、歓喜の輪のなかでトレーナーに付き添われて立ち上がった。

ボブ・メルビン監督によると、アンドルスは走塁中に足首に違和感を覚え、レントゲン検査を受けたと説明。「試合には勝ったが、チームのなかでもタフな選手のひとりを失うことになるかも」と不安を口にした。(AP)