エンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番DH」でスタメン出場し、3打数2安打3打点2四球3得点と活躍し、今季98打点、99得点と「100打点&100得点」がいよいよ秒読み段階に入った。

前日までの3試合で11四球と一塁へ歩くばかりで、少しばかり「運動不足?」だった日々から一転、この日は第1打席から全速力でダイヤモンド中を走り回った。初回無死一塁から右翼線を破ると、快足を飛ばして三塁へ滑り込み、先制点をたたき出した。

3回無死一塁の第2打席でも、第1打席とほぼ同じ右翼線へ運び、三塁へスライディング。塁上では、いつもの翔平スマイルをのぞかせた。打者一巡した2死満塁の第3打席では、押し出しの四球を選び、この日3打点目。98打点まで積み上げた。

試合終了から約14時間後となる26日(同27日午前5時7分開始予定)の同カードでは、10勝目をかけたマウンドに向かう。試合後のマドン監督は「翔平と(1番の)マーシュがお膳立てをしてくれた。すばらしい打席だったし、走り回っていた。そして、明日は投げて打つ。違う動物が見られるよ」と笑った。

終わってみれば、4試合で13四球は、メジャー最多タイ記録。それでも自己初の1試合2本の三塁打は、ベーブ・ルース以来、103年ぶりとなる「2桁本塁打、2桁勝利」へ向け、十分過ぎるウオーミングアップとなったに違いない。