エンゼルス大谷翔平投手(27)が投打二刀流にしかできない投2&打2、計4部門での「クワドラプル100」を達成した。

「1番DH」で出場し、6回に内野安打で出塁。その後、二盗にも成功し、勝ち越し点につなげた。この生還で、自身初となるシーズン100得点に到達した。

打撃ではすでに100安打、投げては100投球回、100奪三振をマーク。この試合で、投打混合ながら今季4部門目となる「100」の大台に到達した。ニグロリーグ、1リーグ時代の19世紀にさかのぼっても、この4部門に限れば初の偉業となった。

19世紀には、野手兼任で活躍する投手が多かった。1879年のジョン・ウォード(プロビデンス・グレイズ)ら6人が投球回、奪三振、安打数の3部門で「トリプル100」を達成した記録が残る。

また、「元祖二刀流」ベーブ・ルースはヤンキース時代の1919年に139安打、113打点、103得点、101四球の打4部門と、133回1/3と投打計5部門で「100」の大台を達成した。大谷は打点も98で、同じく5部門で大台到達の可能性がある。