今季のワールドシリーズ(WS)でブレーブスとアストロズのどちらに軍配が上がろうとも、スニトカー家から優勝リングを手にする人物が1人生まれることになるようだ。ブレーブスのブライアン・スニトカー監督(66)は、自身の息子であり、アストロズで共同打撃コーチを務めるトロイ・スニトカー氏(32)と世界一を懸けて戦うが、ともに「楽しもう」と語り合ったと明かしている。

スニトカー監督は25日に「明日の夜7時ごろに、息子は私をやっつけようとしてくるだろう」とコメント。その後ともに食卓を囲んだようで、翌日に「昨夜、夕食時にワールドシリーズのことを話したよ。とにかく楽しもう、そうしなくては、とね」と、対戦を楽しみにしている様子を見せた。

スニトカー監督はまた、妻であり息子の母であるロニーさんについて「彼女がいなければ、息子も私もここにはいない。彼女のおかげでわれわれは夢を追いかけることができたんだ」と感謝の言葉を述べた。

なお、トロイ氏によるとロニーさんは親子対決が実現したことに、あっけにとられている様子だという。どちらを応援しそうかという質問に対して、同氏は「母は、どんなことがあろうとも、とにかく最初から最後まで応援すると決めたようだ。ずっと叫びどおしになりそうだけどね」とやんわり明言を避けた。(AP)