人道援助への支援に積極的な選手に贈られる今年のロベルト・クレメンテ賞に、レイズの指名打者ネルソン・クルーズが選出された。

41歳のクルーズはメジャー17年目の大ベテラン。母国であるドミニカ共和国で1200家族を経済的に支援したほか、新型コロナウイルスの感染拡大中には700家族への食料支援も行った。

また幼なじみが火災で家を失った後は、地元自治体に消防車と救急車1台、消防士用の制服80着などを寄付した。そのほかにも歯科や眼科の検診が受けられる仕組みを作り、昨年は500人へのデンタルサービスを実現した。

選手としては本塁打王と打点王を1回ずつ獲得。今季はツインズで自身7回目のオールスターに選出された後でレイズへ移籍し、レイズのプレーオフ進出に貢献した。(AP)