レイズはワンダー・フランコ遊撃手(20)と11年総額1億8200万ドル(約200億円)で契約を結んだと27日に発表した。2033年シーズンのオプションを球団が行使すると12年で合計2億2300万ドルという超大型契約となる。

これはレイズ創設以来24年で最高額の契約となるばかりか、メジャー昇格1年未満の選手としてはMLB史上最大の契約となる。

レイズがメジャー昇格から1年未満の選手と長期契約を結んだのは、エバン・ロンゴリア三塁手(2008年)、マット・ムーア投手(11年)、クリス・アーチャー投手(14年)、ブランドン・ロウ二塁手(19年)に続きフランコが5人目となった。

フランコはことし6月22日、メジャーデビューの試合で3ラン本塁打を放つなど、70試合で打率2割8分8厘、7本塁打、39打点をマーク。ア・リーグ新人王を選ぶ投票では3位の得票を得た。

21歳未満の選手としてフランク・ロビンソン(レッズ、1956年)以来となる43試合連続出塁を達成。ポストシーズンには4試合に出場し打率3割6分8厘、2本塁打、4打点を記録した。(AP)