ロックアウト突入から一夜明けた2日、MLBのマンフレッド・コミッショナーが記者会見を行い、ロックアウトは「スポーツ、そしてビジネスにとっても良いことではない」とした上で「合意に向けて前進するための措置」と強調した。

「両者は再びテーブルに着き、合意に至ると思う」と来季開幕までの妥結に期待したものの、選手会が求めるFA権取得年数の引き下げや収益分配の見直しは「攻撃的」だと主張。受け入れれば「スポーツ、ファン、そして戦力均衡に悪影響を及ぼす」と批判した。

別会場で会見した選手会のトニー・クラーク専務理事も「収益面で鍵となる複数の案を提示したが、その点について対案が示されることはなかった」とコメントするなど、依然として両者の間の隔たりは大きい。「フェアな協定を結ぶという我々の目標は変わっていない」と、今後も争う姿勢を見せた。