米独立リーグのアトランティックリーグは13日、今季からマウンドを通常の距離に戻し、ストライクの自動判定も取りやめると発表した。

MLBと提携する同リーグは、MLBでの将来的な導入を見据え、昨季途中からマウンドを1フィート(約30センチ)後ろに移動し、ストライクの自動判定を導入。しかし、選手からは不満が噴出していたため、短期間で終了となった。米CBSスポーツによると、アトランティックリーグの決定はMLBが導入を諦めたことを意味するのではなく、将来的にMLBで採用される可能性は十分あるという。なお、通常より大きいベースの使用や、延長戦でのタイブレークなどは引き続き同リーグで採用される。

MLBとアトランティックリーグは20年9月に正式なパートナーシップ契約を締結。MLBは同リーグでルール変更などを試験的に導入できる代わりに、8チームの本拠地にレーダーによるデータ解析システムを設置した。