レッズ秋山翔吾外野手(33)が、リスク覚悟の「3大チャレンジ」を掲げた。14日、静岡・下田市内で自主トレを公開。

「貫いてきたものがある中で、崩さないと先が見えない状況になったのが、このタイミング。打てなきゃ(試合に)出られないのは身に染みて感じている」と語った。今オフは打撃を改造中で、3点の大きな変化を加えた。

<1>フォーム ステップの幅を狭め、右足を強く踏み込むことを意識。「一番はボールに力を強く伝えるため」と、飛距離や打球の角度にも重きを置いた。

<2>バット これまでよりグリップ部分を細くし、バットの先端側に真芯のポイントを寄せた。「ボールにコンタクトした時に強い打球が出る可能性がある」。2種類を試している段階だが、約10年、変えていなかった形状に変化を加えた。

<3>フィジカル 今オフは2~3キロ増量。「やったことがなかったので、増やしてみて、それが結果に出れば」と、新たな取り組みにも着手している。

契約最終年、3年目での大改革にはリスクも伴う。「メジャーのピッチャーに対応するのに、同じ失敗を2年して、3回やるのは愚かだと思う。リスクを負ってでも、プラスに目を向けないといけないので。どんな変化が出るか期待して、結果に結びつけたい」と意欲を示した。【斎藤庸裕】