米紙「USAトゥデー」が、ロッキーズで活躍したトッド・ヘルトン氏が見えない壁を打破して野球殿堂入りする可能性を分析する記事を掲載した。

ヘルトン氏は1997年から2013年までロッキーズひと筋にプレー。2000年に打率と打点の2冠王になるなど、通算で打率3割1分6厘、369本塁打、1406打点、2519安打をマークし、オールスターに5回、一塁手としてゴールドグラブ賞に3回、シルバースラッガー賞に4回選出された名選手だった。

だがヘルトン氏が長年にわたって本拠地としてきたクアーズフィールドが打者有利な球場であるため、それが公平かどうかはともかくとして、同氏の評価を複雑なものとしている。

しかし20年にはヘルトン氏の元チームメートでキャリアの半分をロッキーズで過ごしたラリー・ウォーカー氏が殿堂入りを実現。ヘルトン氏自身の得票率も1年目の16・5%から3年目の21年には44・9%まで上がってきた。

さらに同記事では、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリングといった大物が来年からは投票対象外になることもヘルトン氏に追い風になると予想している。