先日ドジャースの新GMに就任したブランドン・ゴームズ氏(37)。リモートで行われた就任会見で、どんなに他球団から誘いの声がかかっても、誘いに乗る気はなかったと言い切った。MLB公式ウェブサイトが21日に報じた。

ゴームズ氏は2007年にパドレスから17巡目指名を受けて入団。11年にレイズでメジャー昇格を果たし、通算5シーズンで11勝12敗、防御率4・20という成績を残し、16年にカブス3Aで現役を退くと、ドジャースで投球コーディネーターに就任した。

マイナーとメジャーを行き来した現役時代の経験で得た知見から、価値ある助言ができる同氏は、育成部門の部長、GM補佐へと駆け上がり、ドジャースのフロントに必要不可欠な存在になっていた。

そんなゴームズ氏を他球団が見逃すはずはなく、このオフにはGMを探していたメッツとの面談にも進んだ。しかし、同氏にとって、現役引退直後に最初のチャンスをくれたドジャースへの忠誠心は揺るがなかった。

「最初にチャンスをもらった球団で根を下ろして、才能豊かなスタッフたちと引き続き仕事できるのは自分にとって理想的な環境。ドジャースにとても感謝している」と語った。