ロックアウト直前にブルージェイズと5年契約を結んだ先発右腕ケビン・ガウスマン(31)が、昨季までプレーしたジャイアンツからオファーを提示されていなかったと23日、自身のツイッターで明かした。

13年にオリオールズでデビューしたガウスマンは20年にジャイアンツ移籍。10試合で防御率3・62をマークし、クオリファイング・オファーを受諾した。昨季は14勝6敗、防御率2・81を記録して自身初のオールスター選出を果たし、9年ぶりの地区優勝に大きく貢献。FAとなった今オフはエンゼルスやメッツ、マリナーズなどから関心を集め、最終的にブルージェイズと5年1億1000万ドル(約121億円)で契約した。

一方、昨季までプレーしたジャイアンツからのオファーについて本人は「最近この件に関してくだらないうわさが多いから、事実関係をはっきりさせる。ジャイアンツからは1度もオファーを提示されなかった。ただそれだけ。それ以外の情報は全てフェイクニュースだ」とツイートし、契約を提示されなかったことを明らかにした。米メディアによれば、ジャイアンツはザイディGM就任以降、投手と大型契約は結んでおらず、オファーがなかったのは単純に球団の方針と合わなかっただけと推測している。ガウスマンはブルージェイズと契約後、ジャイアンツとジャイアンツのファンに対して感謝のツイートを送っていた。