フィリーズ傘下マイナーでプレーするバロン・ラドクリフ外野手(22)が、エンゼルス大谷翔平投手(27)とドライブラインのトレーニングキャンプで遭遇した経験をスポーツトークのポッドキャストで明かした。

24日付の米情報サイト「エセンシャリー・スポーツ」によると、ラドクリフは昨オフ、シアトルにある野球トレーニング施設ドライブラインのトレーニングキャンプに参加。そこで大谷の投球の際に打席に入って対戦し、大谷が打席に入って打つところも間近で見たという。

トーク番組では「彼はテレビで見るとタンクのようにすごい体格だが、実際にはそこまで筋肉一辺倒の肉体づくりはしていない。トレーニングキャンプ中に彼がウエートをやっているのを1度も見なかった」とコメント。「ただ、ケージで打撃練習をするときは、1球1球に、全力でバットを振っていた」と話し、大谷がドライブラインの練習用の特別バットで打っていると「太い芯の部分で打ってバットを3本折ったのを見た」と驚いたことを明かした。

大谷が投げた時は、打席に入ったことも明かし「91マイル(約147キロ)から99マイル(約159キロ)を投げていた」と述懐。「9球粘って四球をもらったよ。僕の選手としてのキャリアがどうなろうと、オオタニから四球を奪ったことは自慢したい」と話した。

ラドクリフは2020年ドラフト5巡目に指名されフィリーズに入団。昨季はルーキーリーグから1Aに昇格。メジャーを目指し今季プロ2年目を迎える。