MLB史上初めて、双子の投手が投げ合った。

パドレスの兄テーラー・ロジャース投手(31)は、9回に登板し、1回1安打無失点で今季3セーブ目を挙げた。開幕直前にツインズから移籍加入した上手投げ左腕は、さっそく本領を発揮している。

下手投げ右腕、ジャイアンツの弟タイラーは、2-2の7回に登板。1回2安打1失点で敗戦投手となった。

MLB公式サイトによると、兄のテーラーは「マウンドに走っている時、変な感じがした」と振り返った。投げ方は右と左、上と下で異なる2人だが、弟のタイラーは「2人ともシンカーとスライダーの投手だ。2人ともストライクをたくさん投げようとする。僕はみんなとは違う投げ方をするけど、でも(兄と)とても似たような投手なんだ」と話していた。

双子の同一試合出場は、90年のホセとオジーのカンセコ兄弟以来32年ぶり5組目。1956年に同一チームで同一試合で投げたオブライエン兄弟はいたが、相手として投げ合ったケースは初となった。