メジャー通算117本塁打を誇るレンジャーズのブラッド・ミラー内野手(32)が、2試合連続の完全試合まであと1イニングだったロッテ佐々木朗希投手(20)の話題に大きな関心を寄せた。17日(日本時間18日)のエンゼルス戦前、日本メディアを見つけると突然、「君たちは日本出身? ササキは知ってるよね」と問いかけた。

ここから、怒濤(どとう)の逆取材タイムが始まった。

「フォークボールを持っているんだっけ? 直球のスピードは100マイル? キロに換算すると、何キロ?」

「彼は高校からメジャーリーグに来るチャンスもあったの?」

「彼はどれくらい背が大きい?」

「彼がすぐに(メジャーに)行きたいと希望すれば、可能なのか?」

ミラーは米スポーツ専門局ESPNのウェブサイトで、8回までパーフェクト投球で降板した佐々木の記事を読んだという。前回登板で完全試合を達成した同投手に対し「クレージーだ」と驚きながら、17日の日本ハム戦では8回102球で交代となったことについて「パーフェクトゲームだったんだよね? 冗談でしょ。彼は投げるべきだった」と首を横に振っていた。

ミラーは親しい知人の1人で昨年までオリックスと楽天で活躍したステフェン・ロメロ内野手(33)とマリナーズ時代の同僚で、日本のプロ野球にも注目しているという。また、09年には日米大学野球選手権で来日しており、当時早大に在籍していた斎藤佑樹投手とも対戦。宮城・仙台でもプレーし、「素晴らしい経験で、楽しかった」と懐かしそうに話した。