メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズに所属していた前DeNAの乙坂智外野手(28)が、開幕ロースターから外れたと19日(日本時間20日)、地元紙ディアリオ・デ・ユカタン電子版が報じた。同記事によれば各球団は21日の開幕を前に30人のロースターを提出したが、そこから漏れたという。

乙坂は同日、インスタグラムを更新。集合写真とともに、スペイン語で「このチームで出会ったすべての人に感謝します。最高のチームメートにさようならを言わなければいけないのは心が痛みます。みんなの成功と幸運を願っています。ありがとうメキシコシティ、ありがとうレッドデビルズ」と、退団を示唆するメッセージをつづった。チームには元阪神のジャスティン・ボーア内野手や元ヤクルトのデービッド・ハフ投手らが所属している。

乙坂は11年ドラフト5位でDeNAに入団。17、19年のクライマックスシリーズでは代打本塁打を放つなど、勝負強い打撃で活躍した。昨年7月にクラブでの飲酒を報じられ謹慎処分となり、昨季限りで自由契約となっていた。NPBでは8年間で通算468試合に出場し打率2割2分9厘、10本塁打、53打点。