パドレスのダルビッシュ有投手(35)が6日(日本時間7日)、本拠地でのマーリンズ戦で今季最長の7回を5安打2失点に抑え、3勝目(1敗)を挙げた。初回の先頭から5者連続凡退と立ち上がりから安定。5回の3人目の打者スターリングズへ投じた2球目は、20年以来となる最速98.1マイル(約157.9キロ)を計測した。3-0の6回無死一塁からアギラに低めのカットボールを左翼スタンドへ運ばれたが、その後は7回最後まで6者連続で打ち取った。

4月17日の今季初勝利から3連勝。無四球の3奪三振に「球が走っていたし、コントロールも良かった。序盤は自分のリズムをつかむまで変化球でしっかりストライクをとる。リズムに乗ってからは真っすぐでどんどんいこうと思っていた」とうなずいた。チームは2日前にダブルヘッダーを戦ったばかり。「先発が全然(長い)イニングを投げられない、仕事ができないではチームの士気も下がってしまう」とエースの責任感を持ってマウンドに上がっていた。チームも2連勝で、地区首位ドジャースとゲーム差なしの2位。メルビン監督は「ユウは素晴らしかった」とたたえた。