メッツが7日(日本時間8日)、今季ブルージェイズでメジャーデビューを果たした加藤豪将内野手(27)を獲得したと発表した。加藤は40人枠に登録され、今後は傘下3Aシラキュースでプレーしながらメジャー昇格を待つことになる。

加藤は昨季終了後にパドレスからFAとなり、12月にブルージェイズとマイナー契約。オープン戦では14試合で打率.333をマークし、念願の開幕メジャーを手にした。4月9日のレンジャーズ戦に代走で出場してメジャーデビュー。直後にマイナーに降格するも14日に再昇格し、21日のレッドソックス戦でメジャー初打席を記録。27日の同カードでメジャー初安打となる二塁打を放った。

しかし、今月2日に再びマイナーに降格し、4日に40人枠から外され事実上の戦力外。ウエーバーに登録され、獲得球団がなければ40人枠を外れたままマイナー行きが濃厚だったが、40人枠に空きがあったメッツが獲得に乗り出した。加藤は今季8試合で7打数1安打、打率.143。メッツは6日終了時点で19勝9敗で、2位マーリンズに6ゲーム差をつけナ・リーグ東地区首位を走っている。

加藤は13年にドラフト2巡目(全体66位)でヤンキースと契約。19年には3Aまでステップアップするも、シーズン終了後に自由契約となった。20年はマーリンズと契約したが、マイナーのシーズンが新型コロナウイルスにより中止に。昨季所属したパドレス3Aでは114試合で打率.306、8本塁打、42打点を記録した。