メッツは10日、右肩の負傷で10日間の負傷者リスト入り(IL)していたエース右腕ジェイコブ・デグロム投手を60日間のILに登録した。ただし、ケガの具合についてバック・ショーウォルター監督は詳述を避けている。

春季キャンプ中に右肩の痛みを訴えていたデグロムは、4月7日の開幕戦先発を回避。事前に受けていたMRI検査の結果、右肩甲骨付近にストレス反応と炎症が認められ、7日に10日間のIL登録となった。最大4週間は投球禁止で、すべて順調にいったとしても再調整に1カ月はかかることから6月初めの復帰が最良のシナリオになるとみられていた。

その後、メッツは4月25日にMRIとCTスキャンの結果を発表。患部は回復が見られるとし、5月にさらなる検査を行う予定と述べていた。

今回IL入りが延長となったデグロムだが、ショーウォルター監督はケガの具合について多くを語らず。「すべて順調にいっている。私は医師とトレーナーの仕事に口を挟むつもりはないが、デグロムは想定通りの状況にある」とコメントし、回復について「進んでいるとも遅れているとも言うつもりはない。ただ、進捗(しんちょく)に彼らは満足しているようだ」と述べるにとどまった。(AP)