エンゼルス大谷翔平投手(27)の同僚リード・デトマーズ投手(22)がノーヒットノーランを達成した。メジャー2年目の左腕で、球団では最年少の快挙。今季、継投でのノーヒッターはあるが1人で無安打無得点は両リーグ初となった。

「夢見ていたようなこと。とにかく、アウトをとろうと思っていた。それ以外は、あまり分からない」

直球とカーブ、チェンジアップを主体に5回までパーフェクト。6回、先頭のウオールズに四球を与えて完全試合はならなかったが、9回まで無安打を続け、快挙達成となった。

最終回、ノーヒッターを期待するファンからはストライク1球ごとに大歓声が上がった。試合終了とともに、ベンチからチームメートが一斉に飛び出し、大谷も歓喜の輪に加わった。

20年のドラフトでエンゼルスから1巡目(全体10位)で指名された期待の左腕は、どんな祝福を受けたかについて「跳びはねて、叫んでいたことしか覚えていない」と控えめに振り返った。