メッツの本拠地シティーフィールドで在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫大使の始球式が予定されていたが、不手際で行われないトラブルがあったことが米メディアで伝えられた。14日のニューヨーク・ポスト電子版によると、13日の試合前に森大使が始球式を行う予定になっていた。だが、その日先発の右腕マックス・シャーザー(37)がすでに登板前のウオームアップを開始しており、投球に集中するあまり森大使の存在に気付かず。同大使はグラブをはめてマウンドの近くまで行ったが、上がれないまま戻ることとなった。

このトラブルに米メディアや関係者から困惑の声が上がり、同紙は「これは明らかにシャーザーが悪いのではなく、(球団の)計画がずさんだった」と指摘した。シティフィールドではこの日、日本への野球伝来150周年記念行事の一環として日米交流イベントが開催され、球団OBの日本ハム新庄監督や元ヤンキースの松井秀喜さんもビデオメッセージを寄せていた。