パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7回6安打無失点無四球5奪三振と好投し、今季4勝目(1敗)を挙げた。

立ち上がりから丁寧な投球を続け、5回までは二塁を踏ませず、危なげない内容。6回1死から連打で一、三塁のピンチを背負ったものの、3番シュワバーを空振り三振、4番カステヤノスを最速97・7マイル(約157・3キロ)の速球で二ゴロに仕留めた。続投した7回も無失点で切り抜け、2-0と2点のリードを守り、救援陣にマウンドを託した。

今季8試合目の登板で球数は今季初めて100球を超えて最多108球、7イニングも今季最長タイ。クオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリアしたのは6回目で、防御率は3・91となった。

ダルビッシュ、ガルシア、ロジャースの完封リレーで快勝したパドレスは、貯金を再び今季最多タイの10に戻した。

ダルビッシュは「無四球は何個三振を取るよりも、一番気持ちがいい。(試合前の)ブルペンでゆっくり投げたからか、エンジンがかかるのが遅かった。投球フォームをいじりながら投げて、自分のいいポジションを探した」と話した。

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