ホワイトソックスのティム・アンダーソン内野手が24日、ヤンキースのジョシュ・ドナルドソン内野手から「ジャッキー」と呼ばれたことについて、相手は明らかに自分を挑発していたとの見解を示した。

ドナルドソンは21日の試合中に、黒人初のメジャー選手ジャッキー・ロビンソンにちなんでアンダーソンを「ジャッキー」と呼んでおり、これが原因であわや乱闘という騒動を招いていた。

ドナルドソン自身は「ジョークのつもりだった。2019年にアンダーソンが自分のことを現代のロビンソンだと言ったので、以前からそう呼んでいた」と釈明。アンダーソンが敬意に欠ける発言と感じたのなら謝罪するとしつつ、差別的な意図はなかったと強調していた。

だが、アンダーソンはドナルドソンについて「彼は僕を挑発しようとしていた。自分が何をしているか分かってやっていた」と明言。19年の時点でジャッキーと呼んだらもう口をきかないと話しており、それ以来ドナルドソンはジャッキーと呼ぶのをやめていたとも明かした。

だが、2人は13日に対戦した際も三塁で小競り合いを起こしており、アンダーソンは「彼は、またあの言葉を口にする必要が出てきたと感じたんだろう」とコメント。“ジョークだった”との発言については「僕には真実が分かっている。あれが何だったのか僕には分かっている」と述べた。(AP)