米国で相次いだ銃乱射事件を受け、ヤンキースとレイズが26日の試合中にSNSに投稿を行う形で、銃が米社会に及ぼす影響を指摘した。

ニューヨーク州バファローでは14日にスーパーマーケットで銃乱射事件が発生。容疑者は18歳の男で、駐車場や店内で次々と客や店員に発砲し、10人が死亡した。24日には、テキサス州ユバルディにある小学校に18歳の男が押し入り、銃を乱射。児童19人を含む21人が死亡した。

ヤンキースはレイズとの試合中、「実況を行う代わりに、われわれはレイズと共同で銃暴力の及ぼす影響を伝えるためにSNSを使いたい」とSNSに投稿。「ユバルディ、バファロー、全米各地の数え切れない地域社会で起きている悲惨な出来事はとても容認できない悲劇だ」と述べた。

レイズも「われわれはすべて、身の安全が保障されるべき存在だ。学校でも、スーパーでも、教会や礼拝所でも、家の近くでも、家の中でも、そしてアメリカでも」とつづり、このような銃乱射事件を「日常にしてはいけない。こういうことに無感覚になってはいけない。見て見ぬふりをしてはいけない。変化を起こさなければ、何も変わらない」と呼びかけた。

レイズのブルックス・レイリー投手はユバルディの出身で、今も家族が同地に住む。自身も事件が発生した学校に通っていた。(AP)