ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は27日、テキサス州の学校で起こった児童19人を含む21人が死亡した銃乱射事件を受けて、政府の政治姿勢への抗議を示すため試合前の国歌斉唱時にグラウンドに立つことを拒否すると語った。

キャプラー監督は、ブログへの投稿で「政治家が、子供たちが防弾機能のあるリュックや銃の訓練なしに通学できる自由よりもロビイストや銃器産業のほうが重要だと考える時、私たちは自由ではなくなる」と訴えた。

さらに同監督は「胸に手を当て、帽子を脱ぐたびに、私はこのような大量殺りくが行われる唯一の国に対する自己賛美に参加している。水曜日(事件翌日の25日)、私はグラウンドで犠牲者を悼むアナウンスを聞き、国歌斉唱に立った。頭は膝を付けと命じていたが、私の体は言うことを聞かなかった。ベンチへ下がろうとも思ったが体が動かなかった。自分は腰抜けだと思った。注目を浴びたくなかったし、犠牲者や遺族から目をそらしたくなかった…」と続け、「父から学んだ、自分の国に不満があるなら抗議行動でそれを知らせるということを実践できればよかった」と自分のふるまいを後悔したことを明かしている。(AP)