ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が約1年ぶりにメジャーのマウンドに上がったが、結果は7失点。それでも同投手は「ここが始まり。また積み上げていく」と前向きなコメントを残した。

ストラスバーグは2010年のデビューからナショナルズ一筋でプレーしており、12年間で113勝61敗、防御率3・21をマーク。オールスター3回選出を誇り、19年にはワールドシリーズ(WS)を制覇し、WSのMVPにも輝いた。だが、最後に登板したのは昨年6月1日。同年7月に神経性胸郭出口症候群による手術を受け、その後はリハビリを続けていた。

初回に3失点すると、チームが1点差まで追い上げた5回裏に4失点を喫したストラスバーグは、4回2/3を投げて8安打7失点、3四死球、5三振という内容。それでも「感触は良かった。ここから教訓を得て次の試合に備えようと、ワクワクしている」とコメント。速球の制球に多少問題はあったが、チェンジアップは非常にうまく機能したとし、「結局のところ、ここが始まり。ここからまた積み上げていく」と、今後を見据えた。(AP)