パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7回4安打1失点4四死球5奪三振と粘り、3連勝で今季7勝目(3敗)を挙げた。

立ち上がりの初回は、細かい制球に苦しんだ。安打と四球後、犠飛で先制点を許した。その後も、2四死球で2死満塁とピンチを広げたものの、最後は空振り三振。何とか最少失点で食い止めたものの、3アウトを奪うまで33球を費やす立ち上がりだった。

それでも、その裏、味方打線が同点に追い付くと、本来のリズムを取り戻し、続く2回はわずか8球で無失点。直後に2点の援護を受けると、7回まで追加点を許さず、4-1とリードを守って救援陣にバトンを託した。

球数104球を投げ、防御率は3・17。今季13試合目の登板で、10試合目のクオリティースタート(6回以上、自責3以内)となった。

2回に勝ち越し打を放った韓国出身の金河成(キム・ハソン)内野手(26)は、試合後、地元テレビ局のヒーローインタビューに応じ、「クラブハウス内の誰もが、ダルビッシュが投げる試合は勝つチャンスがあると思っている」と、笑顔で話した。

パドレスは、ダルビッシュの好投もあり、連敗を「3」で止めた。