昨季リーグ最多タイの48本で本塁打王に輝いたロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(32)が24日、左手親指の靱帯(じんたい)再建術を受け負傷者リスト(IL)に入った。

5月から痛めていた親指を21日のエンゼルス戦で悪化させ、途中交代していた。マシーニー監督は「手術は成功した。完全回復までに8週間が見込まれているが、どうなるかは今後の経過次第。手術がうまくいったのは良いニュースだ」と話した。リハビリのマイナー試合出場なども含めると、復帰は8月下旬から9月の見通しとなる。

2011年からロイヤルズ一筋にプレーするペレスは、19年にも肘を負傷し1年間の長期離脱。だがケガから復帰後は全盛期の活躍をし、昨季はブルージェイズのゲレロ内野手と並ぶ48本塁打、リーグ最多の121打点で2冠を達成した。昨季7度目の球宴に選出され、初めてホームランダービーに出場してエンゼルス大谷らとパワーを競い合った。

今季は、4年総額8200万ドル(約107億円)で契約を延長し臨んだシーズン。だがここまで57試合で打率2割1分1厘、11本塁打、34打点、OPS.680と、自己ワーストの成績となっていた。