今季からロイヤルズに復帰したベテラン右腕ザック・グリンキー投手(38)が、古巣では実に12年ぶりとなる白星を手にした。

グリンキーは2002年のドラフト全体6位でロイヤルズから指名。2004年にメジャーデビューすると、2009年にはサイ・ヤング賞を獲得するなどの活躍を見せた。2011年にブルワーズへ移籍後はドジャース、ダイヤモンドバックス、アストロズと渡り歩き、再びロイヤルズへ戻っていた。

今季は10試合の先発で未勝利のまま5月末に右屈筋を痛めて負傷者リスト(IL)入りしていたが、復帰戦だったこの日は6回を3安打、無四球、4三振、1失点と好投。ロイヤルズでは2010年9月30日以来、実に4285日ぶりに勝利投手となった。

MLB公式サイトによると、この勝利は格別かとの質問に対し、グリンキーは「久しぶりだから少しはね」と答えたという。