エンゼルス大谷翔平投手(27)がマリナーズ戦に「3番DH」で出場し、3打数1安打1打点。4試合連続安打をマークした。

四球も含めて2度出塁した一方で、前を打つトラウトが申告敬遠で歩かされた8回1死一塁では、右腕ムニョスにスライダー2球で追い込まれ、最後は100マイル(約161キロ)の高め直球に空振り三振。この日、22号ソロと適時三塁打で2打点を挙げたトラウトは、「ショウヘイは状態が上がってきている。ただあと1歩、及ばなかったかな」と振り返った。

昨年の東京五輪スケートボードの新競技「ストリート」で初代金メダリストとなった堀米雄斗(23)が始球式を務め、試合終了まで観戦した。大谷について「同じ日本人として、特に大谷さんは世界ですごい活躍している選手なので、自分もいつも刺激をもらっているし、本当にもっと、自分も頑張ろうっていう気持ちにさせてもらっています」と語った。

ともに世界で戦う20代の若い選手。1点差で敗れ、大谷は勝利に貢献する活躍はできなかったが、全力プレーを見せた。(アナハイム=斎藤庸裕)