「3番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、すさまじい打球の16号ソロ本塁打を放った。

1点ビハインドの3回2死走者なしで、右腕ジルベルトと対戦。カウント3-1から96・8マイル(約156キロ)の内角寄りの直球を完璧に捉え、右越えに運んだ。打球速度118マイル(約190キロ)、角度28度、飛距離は今季最長の462フィート(約141メートル)。右翼席の中段まで届く特大弾だった。

462フィートはメジャー通算109本塁打のうち、4番目の飛距離。ただ、本塁打の打球速度としてはメジャー5年目で最速となった。

第1打席は1回1死一塁、カウント1ボール2ストライクからの直球を見逃し、三振で凡退。ジルベルトとの通算の対戦では7打数無安打だったが、特大弾で初安打をマークした。

5回1死二塁の第3打席は申告敬遠で出塁。続く第4打席は2点ビハインドの7回1死、左腕ボルッキーと対戦し、中飛で凡退した。

第5打席は2点ビハインドの9回2死一、二塁。1発出れば逆転サヨナラの場面で5番手の右腕スワンソンと対戦し、スプリットを捉えたが、右直で凡退。試合終了となった。

この日は3打数1安打1打点。チームは2連敗となり、ア・リーグ西地区4位に後退した。