エンゼルス大谷翔平投手(27)が「3番DH」で出場し、第2打席で17号ソロ本塁打を放った。

3回、9番ベラスケスのソロ本塁打で先制し、1死から2番トラウトの23号ソロで追加点を挙げると、大谷も続いた。メジャー136勝のベテラン右腕クエトのカットボールを捉え、中堅左へと放り込んだ。今季2度目となるトラウトとの2者連発。飛距離420フィート(約128メートル)、角度29度、打球速度は107・1マイル(約172キロ)だった。

第1打席は1回2死、1球ごとにタイミングをずらして投げるくせ者右腕クエトに対し、フルカウントからのチェンジアップを捉え、右中間フェンス直撃の二塁打。今季4番目に早い打球速度115・2マイル(約185キロ)をマークし、2試合連続安打で打撃好調をキープした。4番ウォルシュが左飛に倒れ、先制点にはつながらなかった。

5回の第3打席は四球で出塁。7点ビハインドとなった7回の第4打席は2死二塁から左越えの適時二塁打を放ち、この日2打点目をマークした。

1試合3安打は今季6度目。投手陣が7回までに10失点する劣勢の展開で、長打3本で気を吐いた。この日は3打数3安打で、打率は2割6分8厘まで上がった。

チームはホワイトソックスを相手に17安打11失点で完敗。連勝は2で止まった。

 

◆大谷の1試合3長打 19年6月13日レイズ戦(サイクル安打達成)、21年6月27日レイズ戦に次いで3度目の最多タイ。日本ハム時代は1度もない。