エンゼルスの大谷翔平選手は、昨季に続いて2年連続オールスター先発の座を射止められるのか。米紙タンパベイ・タイムズは5日、ア・リーグの最有力候補を予想し、大谷はふさわしい存在とする一方で、強力なライバルの存在を指摘している。

昨季は史上初の二刀流としてオールスターに出場した大谷は、今年も指名打者でオールスターのファン投票の最終投票に残っており、投手としてもここまで申し分ない成績を残している。同紙のマーク・トプキン記者は大谷について「74回を投げて、7勝4敗、防御率2・68、101奪三振を記録しており、先発候補に値する」と評価する。

そして、注目度の高さも後押しとなって大谷が再び二刀流として先発投手を務める可能性はあるとしつつも、レイズのシェーン・マクラナハン投手が「現時点で間違いなくベストシーズンを送っている」と指摘。「マクラナハン以外の選択肢はあるのか」との見出しで特集を組んだ。

25歳のマクラナハンはメジャー2年目の今季、16試合、98回1/3を投げて、9勝3敗、防御率1・74、メジャートップの133奪三振をマーク。サイ・ヤング賞2回受賞を誇るジャスティン・バーランダー投手(アストロズ)やディラン・シーズ投手(ホワイトソックス)らも候補に名を連ねる中、レイズのカイル・スナイダー投手コーチは、マクラナハンが誰よりも好投しているとし、「先発投手にふさわしい」と太鼓判を押している。