レッドソックスの先発左腕クリス・セール(33)がヤンキース戦1回に利き手の小指に打球を受けて骨折し、沢村拓一投手(34)が緊急継投した。

1回2死でヤンキースの6番ヒックスの106・7マイル(約172キロ)の強烈な打球が左手に直撃。セールは手を抑えながら大きな叫び声を上げてグラウンドから下がり、その後に小指の骨折が球団から発表された。右肋骨(ろっこつ)の疲労骨折からの復帰2戦目で、今季わずか2試合目の登板だった。

セールの後を受け継ぎ0-3の1回2死一塁から急きょ登板した沢村は、次の打者を一ゴロに打ち取り、2回は安打と四球で2死一、二塁としたところで降板した。1回を1安打無失点、1四球で、防御率は2・55となった。

チームは9人が継投し、4番手で登板した元広島の右腕ブレイシアが4失点を喫するなど救援陣が踏ん張れず大敗した。