NHKのオールスター中継でゲスト解説を終えた侍ジャパン栗山英樹監督(61)が、指揮を執る来春WBCへ向けて気を引き締めた。

WBCで当たる可能性のある各国の選手のプレーに注目しながら解説した。8回2死で、ア・リーグのマウンドにホワイトソックス・ヘンドリックスが上がると「ヘンドリックスはオーストラリアですよね。日本と(1次ラウンドで)同じ組。アテネの時、(準決勝で)日本はオーストラリアにやられましたよね。この1年、そういう目でしかみていない。どこの選手か、どこの国で、どういうタイプなのか」と話した。

試合の感想を問われると「この選手たちと勝負するんだという緊張感が増すばかりで。精いっぱい、ここから頑張っていきます。本当に、これだけのすごい選手たちに、まともに日本の野球は絶対いけるんだと僕は信じている。戦略、作戦、選手の使い方、間違えないようにしっかり考えていきます」と、代表監督としての決意を口にした。