エンゼルス大谷翔平投手(28)がマリナーズ戦に「2番DH」で出場し、延長10回の第5打席は空振り三振だった。

二塁走者を置いたタイブレーク方式の10回、ウォードの犠飛で1点を追加した後の2死走者なしで4番手右腕セワルドに対し、カウント1-2からの5球目スライダーを空振り三振した。初対戦の先発左腕ロビー・レイ(30)に対して第3打席まではすべて空振りの三振に倒れており、今季初の1試合4三振となった。

1回1死の第1打席はカウント2-2からの5球目外角寄り高めの97マイル(約156キロ)フォーシームを空振り三振、3回1死一塁の第2打席はすべてスライダー攻めでカウント1-2から90マイル(約145キロ)のスライダーを空振り三振。6回先頭の第3打席もカウント1-2から外角低めの86マイル(約138キロ)スライダーに体勢を崩され空振り三振した。8回1死一塁の第4打席は三塁への内野安打で、5打数1安打となった。

大谷は左投手に対し通算打率2割4分7厘、長打率.472、OPS.802。今季は前日4日までで打率2割3分5厘、長打率.397、OPS.711と苦戦している。

エンゼルスは1回に3番レンヒーホが左翼側へ二塁打した後、4番アデルの適時左前打で1点を先制。その後は8回まで両チームとも得点が入らず、9回にエンゼルスが5番スタッシの今季7号2ラン本塁打で追加点。だがその裏に7月にトレードで加入したベテラン右腕チャベスが一気に3点を献上して同点に追いつかれ延長戦に突入したが、10回に勝ち越し、逃げ切った。