2日のナショナルズ戦で復帰したばかりのメッツの先発右腕ジェイコブ・デグロム投手(34)がブレーブス戦に先発し、今季初勝利を挙げた。5回2/3を1安打2失点で、1四球12奪三振。これがキャリア200試合目で、200登板時の奪三振は1523となり、ダルビッシュの1517を上回ってメジャー新記録となった。

デグロムは右肩の故障で開幕から離脱。前回が約1年ぶりの登板だったが、故障の影響を感じさせず、この日も100マイル超えのフォーシームを連発。初回から毎回2三振を挙げ、3回に9番エドリアンザから奪った空振り三振でダルビッシュの記録に並ぶと、4回先頭のスワンソンを空振り三振に仕留め更新した。

続く5回まで完璧に抑えたが、6回2死から四球を与え、スワンソンに2ランを許し降板。許した安打はこの1本だけで、19打者相手に12奪三振と圧倒した。

ダルビッシュとデグロムはともにメジャー9年目(全休したシーズンは除く)で200登板に達している。ダルビッシュは昨年7月8日のナショナルズ戦で200登板に到達した。

デグロムは14年にデビューし、1年目に防御率2.69を記録して新人王を獲得。18年から3年連続でシーズン30登板を達成し、18年に最優秀防御率、19、20年には奪三振王に輝いた。しかし昨季は故障に悩まされ、15試合の登板にとどまっていた。